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2008年03月 アーカイブ

2008年03月02日

julien d,ys ①

今回は、あるヘアアーティストのご紹介。 

髪の毛の仕事に携わってるので、世界で活躍するヘアアーティストに
大変興味があります。だけれどこの場合、いわゆるサロンで働く美容師さんではなく
パリコレなどファションショー、イタリアンヴォ-グなど世界的ファッション雑誌、
広告とか現場で表現する人たち。

日本の雑誌でもヘア&メイク 誰々~とか目にしたことがあると思いますが、
海外ではヘアもメイクもそれぞれのプロフィッショナルがいて、日本のように
両方することはないようです。

そして今も世界的に活躍するヘアアーティストで思い浮かぶのは

イタリア・・・・・・アルド・コッポラ(イタリアの巨匠、イタリア全土に高級サロンを展開しご本人 
                   もすごい才能をもつひと) 

イギリス・・・・・・ユージン・ソレイマン(パリ、ミラノコレクションで引っ張りだこな超売れっ子)

アメリカ・・・・・・オルランド・ピタ(キューバ人。ニューヨークを拠点に現在、V・サスーンの
                   クリエイティブディレクター。カット料金はN.Yナンバーワンで
                   なんと700$)

日本・・・・・・・・加茂克也さん(モッズヘアのヘア&メークアーティスト。独創的でジュンヤワタナベ
                  アンダーカバーなどコレクションを担当。この前NHKの番組
プロフィッショナルでも取り上げられました!)
   
そして今回ご紹介のフランス・・・・・ジュリアン・ディス。ヘアアーティストの中でも別格的存在。

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外見は仏俳優ジャン・ユーグ・アングラードと英俳優ヒュー・グラントを足して2で割った感じ。


仏ブルターニュ地方で生まれ幼い頃から絵が好きでなんと13歳で展覧会に出展するほど
の画才の持ち主。 最初は美容師見習いをしたそうだが、すぐにその才能を見出され80年代~
雑誌エルの仕事をきっかけにN.Yに渡りマドンナのビデオクリップの仕事で一躍名が売れたが
またフランスへ戻りモードの世界で数々のコレクションと(シャネル、J,Pゴルチェ、J、ガリアーノ、コムデギャルソンなど)
ギャルソンは80年代~現在まで担当しているそう。そして雑誌撮影。

そして近年では映画ジャンヌダルクでのミラ・ジョヴォビッチの刈上げおかっぱショートや
N・キッドマン、マドンナのヘアでツアー同行や08春夏コレクションでもギャルソン、ズッカ、
ガリアーノ、イヴ・サンローランのヘアなど。

そしてぼくの独断と偏見で誤解を恐れずに言わせてもらうと
すこしアーティスティックなヘア&メイクをする人はこのひとの
影響を受けているといっても過言ではないとおもう。

では何がすごいのか? 一言で言えば全く固定観念に縛られず既成概念を
打ち破って表現してきたことだろうか。  そしてどんなヘアを作るかといえば
石鹸水や砂糖水を使ってワザと汚れたナチュラルさの質感をだしたり、
針金、ガムテープ、アクリル絵の具、植物、釣り糸、、などありとあらゆるもの
を使い独創的なヘアを作るのです。だが、そこはフランス人。どこかエレガントなテイスト
が感じられるのです。

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もちろんエレガントなヘアを作ってもピカイチで過去の歴史に関係した
ヘアを作ってもこの人の右に出るものはいないでしょう。。
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では次回、しつこく引っ張ってjulien~②を紹介しますので、あしからず。

                                        akiyama

2008年03月03日

温泉へ

julien~②といきたいところですが昨夜から友人が大阪から遊びにきて
昨夜はご主人、奥様がお客様でもある
「きえん」さんでいつものおおいに食べて、飲んでうちに帰り
ダメ押しのワインに泡盛。 今朝も二日酔いにならないわけが無く
朝から二人とも頭痛の始末。

しかし、どんだけ飲んでも僕はわりと朝に強く、朝食もモリモリ食べれるから
今日も健康に感謝。

友人が「温泉にいきたい」とゆうことで地図を眺めてみると、結構あるではないか!
岡山は湯郷か湯原しか思い浮かばなかったが、、。 しかし今朝の頭痛で湯郷~までは
キツイ。 どこか近場でとゆうことで壊れかけの車で苫田温泉へ。
ここでも結構遠いかと思ったがあっさり到着。名前は聞いたことがある旅館「○利武」 
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左上のロケットみたいな部屋が怪しい(NASAのなにかだろうか、)
日帰り温泉OKとゆうことで入ってみた。
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こーゆーものはわりと読むタチである。
大浴場にたどり着くまで3つはエレベーターに乗っただろうか、、。
だんだん不安になってきた。
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これが3つ目のゴンドラ笑 今、もしここで死んだら、、
スカラはどうなるだろうと脳裏によぎった。
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度重なるエレベーターとわずかに残る二日酔いのせいか
一瞬あれっ?ここハワイだっけ、、。いちおー「アロハ~♬」とつぶやく。
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神か仏か!それとも天国か、、。なんと浴場のなかに、滝が!(しかも露天じゃない笑)
しかし滝のヒンヤリしたマイナスイオンと熱めのラジウム鉱泉がなかなか良い。
体中の代謝が機能し頭痛も和らいでいったのだ。(やはり、ここは天国だった、)
すっかり良い気持ちになって、なんだか小腹がすいてきたので市街へ。
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また来ちゃった、、奉還町の富士屋さん。(アンタも好きだねぇ~)
友人を岡山駅に送るまえに連れてきてあげたかったのだ。(いや、ワタシも食べたい)
健啖家の友人も大変美味しそうに食べていた(スープ飲みすぎ)

☆たまには旅先案内人もいいものですな。
  Mさん遊びに来てくれて、ありがとう!

                                akiyama

2008年03月06日

julien d,ys ②


もうあれは6,7年前だろうか、、寒い一月にパリに一人旅へ行った時のこと。

古い町並み、アパルトマンが今も残るマレ地区へ行き、ピカソ美術館も堪能し
小雨も降りだして、さてどうしようかと迷いつつ、ぶらぶら歩きながら思い切ってマレ
にある忘れもしないブラック通りにあるジュリアンのアトリエにアポ無しで
訪ねてみた。


ピカソの作品を見て少し興奮してたせいもある。
建物は古いおおきな門扉。   すると偶然、配達か郵便の人が中に入り
門扉が開いたその隙に!ぼくの体が勝手に中へすべり込んだのである。
なかに入ると広いパティオがあり、その周りを重厚なアパルトマンが囲っていて
いかにもパリらしい。

部屋の号数までは知らなく、とりあえずエレベーターに乗った。
これが古いヨーロッパ映画にでてきそうな黒い装飾で格子のドア。

上がる途中180センチ! はあろうか、、フレンチヴォーグから
抜け出てきたようなアヴァンギャルドなショートヘアが、やたらサマになる女性が
入ってきた。  シベリアンハスキーのような目で微笑みかけてくるが
ワタシにそんな余裕などあるわけが無い 。

ぼくは片言の単語を並べ「ジュリアンのアトリエはどこ?」と泣きそうな顔で聞くと
シベリアンハスキーは煙草を持った手で「ふふ、この上よ♡」と降りていった。 
またその去り方のカッコイイことっ!(そこはフランス人、余計な愛想など無い。)
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そして教えてくれたフロアで降り、左右ドアがある。 左のドアをよく見ると、、
小さく「julien dys」とある。大きーく深呼吸してブザーを鳴らす、、。ビッッビィィィィ-!!!(古っ!)

すると中から「OUI?」  でっ出てきた!!!
あの時のワタシはおもわず失禁してしまったような感じだった。
とにかく尊敬して止まないジュリアンが目の前にいるのだ。 一瞬、間があり
ぼくは持参したジュリアンのアートブックを見せ、怪しいものではナーイ!と
ジェスチャーを交え、伝えるとなんと!ジュリアンは快く、笑顔で中へどうぞと。

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さすが世界のトップだ。自分の才能に自惚れや、傲慢さのかけらもない。
ジュリアンはボーダーのヨレヨレのバスクシャツにジーンズ、くしゃくしゃの髪、
腕にはいくつもお守りのようなアクセサリー。 中へと手招いてくれた。

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ぼくは初めて貰われてきた子犬のようにオドオドあたりを見渡してみた。
部屋は廊下があり、前シーズンのギャルソンのヘアもあり、よく美容師が使う首からうえの
マネキンではなく、どう見ても年季の入ったアンティークのマネキンで上半身から上のリアルなものが
数体あった。

ほのかに香るアロマキャンドルが焚かれ、ヴァイオリン?チェロの心地いい
クラッシックが流れている。床には「たった今描いてたんだ!」とスケッチが何枚も
散らばり、壁にもイーゼルにもジュリアンの絵がたくさんあるのだ。(ヘアに関するものは
マネキンだけ) ぼくは0歳並のフランス語、英単語で日本で美容師をしてることを懸命に伝えた。

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ジュリアンは優しかった。「oui! oh! oui!」と赤子に話すように相槌し、自ら握手してくれた。
そしてやはり間が持たなくなってきたが笑 さらに食い下がり持参したポラロイドカメラで
厚かましく、1枚撮らせてもらった。
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そして名残惜しい気持ちでアトリエをあとにし、
またパリの暗い寒空のなかカフェに立寄り、先ほどの出来事に思いふけった。

そのカフェはモナリザのモチーフだらけの店でその雰囲気と出来事が混ざり合いちょっと
サイケデリックで妙な感覚に襲われた、忘れられない一日でありました。

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そして数年後、ある美容メーカー主催でジュリアンが東京に来日し幸運にも行かせて頂き、再会。
ヘアショー、パーティーも出席できて感無量。


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またスカラでもジュリアンのブックをひとつのアート、ジュリアンへのオマージュとして
飾ってあるので、ぜひ見てみてくださいね。     
                                     


                                    akiyama

2008年03月11日

LLIO春号

いま発売中のLLIO春号にSCALA:が掲載されています。


この春のスタイル提案とヘアケアに関する提案を対談形式で載っているので
ぜひ機会があれば見てみてくださいね。

LLIOはコチラ                SCALA:  

2008年03月16日

波動スピーカー

サロンでは波動スピーカーでBGMを流しています

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自分でお店を始めたらこのスピーカーを置きたい思っていました
ちょうどサロンの中心に位置する上に置いてますが
低い位置に置いても、抜群に音が拡がるそうです

特に音は少々、ボリュームを上げても不快なやかましさは無く、
空間全体に拡がり気持ちいい

またクラシックやシンプルな楽器演奏(アコースティックギター、
ピアノ、弦楽器)がとくに良い音に感じます

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波動スピーカーはこちら


                                     

2008年03月19日

plug 春号

いまでているplug春号にSCALA:が掲載されています。
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春らしいやわらかい感じのボブを提案していますので見てみてください。

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☆またスカラでも20冊ほど置いてますので、お持ち帰りくださいね。


                                     SCALA:

2008年03月20日

平翠軒の本

先日ブログでご紹介した平翠軒の本をスカラに置いています。
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全国、さまざまな美味いものたちが載っています。
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また手にとって見てみてくださいね。


P.S.
なんだか最近、この手の選りすぐり本が増えてきました笑

                          akiyama                                

2008年03月31日

さくら、桜、、 ああ・・サクラ。

今日は快晴に恵まれ祖父、祖母と一緒に後楽園
へお花見に出かけました。
後楽園なんて何十年ぶりだろうか。日本庭園なんて
あまり興味がなかったけれど、さすが日本三大名園であった。
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植木も芝生もキレイ過ぎるほど手入れが行き届いていた(まるでスカラのようだ)
しかし今日は風もあり肌寒かった、、。
男の花道!と言いたいところだが桜吹雪は皆無でしたね、、
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桜の開花具合は五、六分咲きといったところか。。
今週末あたり満開でしょうかね~
祖父、祖母とは初めてのお花見だったのでなんともオツな感慨深い一日でした。
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☆また、旭川土手沿いの桜も、もう一歩といった感じだったので
今週末は人も桜も超満開!だと思うので心してお出かけくださいね。
そしてくれぐれも飲みすぎないように、、(オマエもな。)


P.S. 明日は営業します。4月は月曜日、15日、22日の火曜日がお休みになります。

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